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終身保険の返戻率とは

生命保険 比較
投稿日: 2014-12-26 15:51

終身保険は定期保険と違い、一般的に解約返戻金(解約した際に戻ってくるお金)があります。解約返戻金という言葉はあまり馴染みがないかもしれませんが、定期保険=掛け捨て、終身保険=貯蓄というイメージを持たれている方は多いかと思います。終身保険における解約返戻金(返戻率)について、留意すべきポイントは下記となります。

保険の返戻率と銀行の利息の違い

銀行等にお金を預けた際、一般的に利息が発生します。主に年一回の利息として、預けたお金の数%を預金者に還元するのが利息となります。2014年現在、銀行における利息として最も利率が高いものは、普通預金:0.03%、定期預金10年満期:0.45%です。これに対し、生命保険会社における終身保険の返戻率では、1.5%(最低保証)という利率のものがあり、場合によっては運用利率が良い場合は2.0%、3.0%となる場合もあると言われております。

単純に利率だけで比較すると終身保険の方が利率が良いように思われますが、注意すべきポイントがいくつかありますのでご紹介いたします。

短期間で解約すると損をする可能性がある

一般的な特色として、終身保険加入後、契約者の方が毎月保険料を払いますが、生命保険会社はお預かりした保険料をまずは死亡保険金の準備金として積み立てます。保険加入後、いつ万一の事が起こるか分からないため、優先して死亡保険準備金を蓄えるのです。そして、徐々に死亡保険金に積み立てる割合を減らし、残った部分を解約した時に返ってくるお金(解約返戻金)の運用に充てるのです。

生命保険会社はお金を運用(投資・貸付など)して経営を維持するのが主体の会社ですから、徐々に運用して利益が出た分を解約返戻金として生命保険加入者に還元しているのです。

返戻率と利息を単純比較してはいけない

上記1にも記載しましたが、終身保険における運用元本(お金を運用し、利益を還元するために元となるお金)は保険加入後はじめのうちは積立がなく、徐々に増えていく形式となっているため、銀行等における利息と単純に利率だけで比較してはいけません。

一例として、銀行等で毎月30,000円積立て、利率0.45%(10年毎に満期、再加入)、30年間預け続けた場合をご紹介しますので、比較してみてはいかがでしょうか。

積立額:月々30,000円 ⇒ 年間360,000円 ⇒ 30年で10,800,000円
利率0.45%で運用した場合:30年後の総額は11,587,126円(+787,126円)

貯金は三角、保険は四角と言われています通り、終身保険には死亡保険金がありますので、万一の場合を助けてくれるものでもありますので、返戻率だけで比較してはいけませんが、資産運用という側面で考えたときに、ご参考いただければと思います。 

(INSNEXT 保険ニュース 編集部)

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